構成

主人公がいて、
何かを成し遂げようとしている。
でも、そこに至るまでに
障害があり、
試練が待ち受けている。

その困難な道を歩み乗り越え、
感情移入した主人公が達成することを
視聴者は望み、
その前向きな生き様、姿を
己の
人生の指針
参考として見たいのでは?

貴兄の作品では、まず
主人公への枷
が足りないように感じました。
傲慢なキャラクターには
「秘密」や「人間関係」
みたいな枷を与えても無駄でしょうから、
「時間」でどうか?
と、アドバイスしてみた次第です。

「ディープ・インパクト」1998年

は、パニック映画お決まりの
【地球滅亡まで後〇〇日】
の時間の枷の中で進展しますが、
様々な人生模様も描かれています。
そちらの創作スタンスも
ご参考になさっては如何でしょうか?
(2003.07.18)



出だし、
ファーストシーンの描き方、
手法の違い、呼び名ですね。
大きく分けて、この2通りになる、
と、何方でしたか、何でしたか……?
先輩の御本、著作の中で学びました。
張り手型は、
相撲の立会いで、
いきなり平手で
相手の横っ面や首辺りなどをハタく!
あれですね。

お相撲さんにとっては
凄い衝撃で
一瞬意識を失う
こともあるそうですが、
シナリオ用語としては、
そんな結果は頓着せず、
視聴者の意識を飛ばさない程度に(笑)
驚かせる、
そんな出だしで話を始める
例えば、
殺人とか自殺、事故シーンとか。

撫ぜ型は、
通常のドラマの流れで、
順序良く、説明的に話が流れ始めます。
でも、事件や物語は始まっていないと、
限られた時間の中ですから、
後で饒舌ななったり、諸々困りますね。
(2002.07.17)



ドラマの世界でも、
この人称表現、
語り部の形
(ナレーションなどでも)
応用出来ますね?
言葉足らずの先の返信、
追記として、まずは
国語のおさらい(笑)
をいたしましょう!
一人称とは、自分、話し手のこと。
「私、僕、俺、私たち、拙者……」
二人称とは、相手、聞き手のこと。
「貴方、君、お前、君たち、貴公……・」
三人称とは、第三者、自分でも相手でもない。
「彼、彼女、彼ら、あいつ、こいつ、
どいつ……?」(笑)

貴方の作品では、
この視点やスタンスが定まっていないのでは?
それでは、
読者も視聴者も
感情移入がしにくく、
ドラマを見ながら、
混乱してしまうかも?
という、
ご指摘をさせていただきました。

ちなみに、
一人称で語っておきながら、
実は二人称や三人称でした、
みたいな 意外性やオチで
視聴者を混乱させたり、
驚かせる手はありますよね。

でも、これを実現させるには、
緻密な計算が出来て、
なおかつ、
視聴者の浮かぶ疑念を
捻じ伏せる、
相当なライター力量が必要でしょうね。
う~ん、
私にも、無理かも。(笑)
(2001.04.12)
「ファイト・クラブ」1999年



QRコード
アクセスカウンター
- 累計:
最新記事
人気記事
カテゴリー
記事検索
最新コメント
用語を生み出した名画
お勧め洋画11選
お勧め邦画11選
プロフィール
#346 どらま作家
脚本家デビュー作
「太陽にほえろ!」
副題:「恐ろしい」
1985年1月11日放送
どらま作家リンク集
Google
楽天市場
Amazonライブリンク