はしら

刑事ドラマでの聞き込みシーンでは、
「聞き込み捜査」
なんて、
アンフェアな、
はしらを立ててまとめました。
場所を
ト書きの中に箇条書きで羅列して、
それぞれの場所で
刑事達が聞き込みを行っている、
みたいに書き表しました。
これはドラマのワンシーン
例えば
「太陽にほえろ!」
を思い起こすと
お分かりになるでしょうが、
快活な音楽に合わせた
点描シーンです。

台詞もなく、
刑事たちの行動を見せるだけ。
そういう場面は
こんなまとめ方で大丈夫でしょう。
もう少し余裕があれば、
1つのはしらの中にまとめた場所を
× ×
を入れて区切ります。
ちょっと細かな、
例えば情報収集が上手く行っていない
ことを、
聞かれた人物が
首や手を振って表す
など、
動作指定が必要
と感じた場合などです。
(2003.06.14)


【▲▲家・中】の
はしらで、
ト書きに
【居間から玄関に
●●(人物)が向かいながら】
などと表すのが通例ですね。
ところで、
老婆心でのアドバイスを1つ。
ご自分が浮かべた
イメージを大切にしたい
お気持ちはわかりますが、
意固地に
それ(物語全体の中では枝葉)に拘り、
監督の領分を侵して、
より良い映像表現への芽を
潰したりするのは惜しいですよ。

担当外の
カメラワークを指定するのではなく、
演出や撮影を担当する方が、
そう撮らざるを得ない、
感心するような、
理由のある書き方をなさるのが
ベストですね。
脚本は「脚の本」。
台本は「台の本」。
共同作業で
映像作品が生み出され、
それが
シナリオ創作の面白さであり、
醍醐味です。
(2003.09.12)
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#346 どらま作家
脚本家デビュー作
「太陽にほえろ!」
副題:「恐ろしい」
1985年1月11日放送
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