前回、
「主人公は、嘘をつく気はなかった、
周囲が勝手に誤解した、
みたいな組み立て方もあるのでは?」

というアイデア提案をしましたが、
何か前例か、
作品があるのではないか?

みたいな引っ掛かりがあって、
チャンス」を思い出しました。



でも実は、
別の作品が引っ掛かっていました。(笑)


「ヒーロー 靴をなくした天使」(1993年)

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この映画、
不本意ながら、魔が差して
遭遇した飛行機事故現場で
多くの人を救助した主人公が
嘘をつくのではなく、

その証拠の品、シンデレラみたいに
現場に残された靴の

片方を貰ったホームレスが
嘘をついて
懸賞金目当てで
ヒーローに成り替わる話。




ダスティン・ホフマン演じる小悪党は、
事故に遭った乗客の財布を盗んでも、
嘘をつくという発想はないみたいです。

キャラクターをいじるのが難しいときは、
こういう対極で
「嘘をつく」ことを
ドラマとして描くことも出来ますね。

(2002.06.25)