諸先輩方の著作を参考にすると、
大きく分けて3つありますね。
1、物語の中の事実を伝える役割
2、人物の心情や感情を示す役割
3、物語を展開させる役割
ちょっと自己流に変えていますが、
【セリフの機能】
という表現で
この3つが定説化しています。
でも、いずれも
セリフだけの機能ではなく、
映像で表すことも出来ますよね?
説明台詞、長台詞、過剰台詞、
饒舌、過少台詞、舌足らず、分裂、などと、
公募作品のシナリオにある台詞は
ツッコミ所が一杯でした。(笑)
役割や機能を重視するあまり
過剰な反応をしているのでは?
そんな感想を持ったこともありました。
台詞が直接伝えるべき役割として
役割や機能を背負っているのであれば、
では、他に、台詞には間接的な
役割や機能もあるのでは?
例えば、台詞の向こうに見えるであろう、
時代背景、リアリティや生活感、
人物の存在感、風景など、
それらを、大切にしてみても良いのでは?
と、そんなことも考えます。
(2003.05.23)