カタルシスとは
「精神の浄化」
を意味する
心理学や哲学の用語ですね。
古代ギリシャの哲学者・アリストテレスが
「悲劇が観客に怖れと憐れみをもたらし、
精神を浄化する」
(うろ覚え・笑)
みたいな言葉を残し、
作劇の用語として定着したみたいです。
その後、
精神科医のフロイトが、
「代償行為によって得られる満足」
と定義して、
「悲惨な話を聞いて泣く行為」
を表す心理学用語にもなったそうです。
で、現代では、
喜怒哀楽、人間の感情全てで
「カタルシス」
を感じることが出来るようになりましたね。
例えば任侠映画。
耐えに耐えた末、
最後は自ら死地に赴くスクリーンの主人公。
ニヒルな表情、
仕草で映画館を後にする観客たち。(笑)
「昭和残侠伝」
悲劇、悲惨、怖れ、憐れみ
泣く
だけでなく、
カタルシスが得られる
新たなドラマは、いろいろ生み出せますね。
(2004.06.03)