私は字幕派ですね。
テレビで
洋画を観ていた幼少期から、
必然的に
洋画は吹替でしたが、
なんか、
【拭い切れない違和感】
を感じていました。
それは、
「この外人さん、
なんで
同じ言葉、しゃべっているの?」
育ちが神戸で、
異人館の近くで暮らしていましたので、
英語やドイツ語、
中国語やアラビア語など
外見で言葉は違う
ことを
素直に理解していたからですね。
それ以外の字幕派理由として、
翻訳者の中にも、
白紙から産み出す
脚本家・シナリオライター以上の
【脚色者】あるいは【創造者】
として凄い才能をお持ちの方がいて
「え、この台詞を
こう、変えるのか……」
と、驚かされたりして。
例えば、
「カサブランカ」
#1
Where were you last night?
「ゆうべ どこにいたの?」
That's so long ago. I don't remember.
「そんなに昔のことは覚えていない」
Will I see you tonight?
「今夜、会える?」
I never make plans that for ahead.
「そんな先のことは分らない」
は、ほぼ原文通りの
オリジナルシナリオの勝利。
でも、あの
超有名な台詞の翻訳
#2
Here's looking at you
直訳すれば
「ここで君を見ている」
かな?
それが、
「君の瞳に乾杯」
ですからね。
粋だな、
超格好いい!
(2003.11.11)