沢山ありますね。(笑) 

書き方とか技術的なことは
既に学んで来られたと判断して、
ちょっと観念的なアドバイスを差し上げます。

それは台詞の持つ
「臨場感」や「躍動感」
に留意するということです。

台詞には
物語進行の役割があり、
様々なことを
都合良く「説明」することが出来ます。

でも
忘れてはいけないことは、
台詞には、
語る人物の
感情が込められるということです。

語る者が
何を言わんとしているのか、

「伝える」

という大前提は、
物語の進行だけではありません。

台詞の持つ、
このもう1つの役割にも
目を向けてみましょう。



例えば、
怒っていたり、
泣き叫んでいたり、
気落ちしていたり、
楽しかったりすると、

台詞には
様々な「抑揚」が生まれませんか? 

平坦な説明台詞はつまらないモノです。

人物の感情が込められた台詞が面白いし、
それで伝わる、
伝えるべきモノが
別にあるとは思いませんか? 

その臨場感に留意して、
台詞にはリズム感を加味して、
語る人物の感情を考えながら
書いてみてはいかがでしょうか? 

貴方が
台詞で伝えるリズム感こそが、
読み手に臨場感を与え、

或いは
興味を持たせ、
その人物の感情を推察させます。
(2005.01.30)