派手なシーンや残酷な場面がなきゃ、ダメですか? 脚本について質問です。 旅する女/シャーリー・バレンタイン は、派手なシーンの殆ど無い映画です。 |
一方「レオン」や 「グラディエーター」は、 良い映画であるのは同じなのに、 派手なシーンや残酷なシーンが沢山出てきます。 そして、 派手であればあるほど、 残酷であればあるほど、 ハラハラドキドキします。 これが「エンターテイメント」なのでしょうか。 シナリオが優れていれば、 殺人やセックスがなくても面白い。 というのは頭では分かります。 けれどそこに、 派手なシーンがあれば、 もっと面白い。 と考えてしまうのは、間違っているのでしょうか。 (塾生№010322) お応え 「旅する女/シャーリー・バレンタイン」 は観ていません。御免なさい。 確か育児や家庭が一段落した婦人が、 ギリシャかどこかへ旅をして、恋もする……みたいな話ですよね。 懸賞公募にありがちな素材で、 私にはちょっと食傷気味な話です。 食わず嫌いでしょうか、ビデオ屋で探してみます。 ご質問のお応えは難しいですね。 「エンターテイメント」の定義ですよね。 私は、 ドンパチや血みどろだけが エンターテイメントとは思っていません。 答えを探るには、 観客は、映画やドラマに何を求めるかと、 視点を変えてみると良いかも知れません。 確かに人間の1番の関心ごとが、 「生死」である以上、 生きるか死ぬかは観客を引っ張ります。 殺人やセックスを取り上げるのは、 物語作りでは安易な妥協でもあるでしょう。 「どうやって生きるべきか」 という問い掛けもありますものね。 ドラマの主人公の生き様から何かを求めようともするし、 自分が出来ないことを成す登場人物たちに、 自分自身を投影させ、感情移入して観客は楽しみます。 そんな観客が求めるモノを満足させる作品…… それが、エンターテイメントではないでしょうか。 (2001.3.25) |
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#346 どらま作家
脚本家デビュー作
「太陽にほえろ!」
副題:「恐ろしい」
1985年1月11日放送
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